早川タダノリさんが紹介されてたのを見てアマプラで『オーダー』鑑賞。
1980年代にテロ活動を送っていた、米国の白人至上主義極右集団を描いた作品。ニコラス・ホルト演じるリーダーの青年ボブ・マシューズが、悪役然としてなくてなんなら純粋さすら漂わせているのが怖い。
重要なキーとして出てくる『ターナー日記』は人種間戦争(実際にはジェノサイド)を白人至上主義者の視点から描いた小説で、現在でも極右集団に大きな影響を与えているのだそう。
印象深いのは、この『ターナー日記』がどうやら児童小説であること。ホルトが元いた極右集団の説教師は「子ども向けの本」と説明するし、ホルトがこの本を小さな子に読み聞かせるシーンもある(ほんとやめろよクズ…)。
この本が子どもでも理解できる平易な内容だからこそ大きな影響力を持ったのかなと感じた。『ゴーマニズム宣言』が漫画だからこそ大ヒットしたように。
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ちきささ🍉 (c_ssk@fedibird.com)'s status on Monday, 17-Feb-2025 09:56:02 JST ちきささ🍉
- 早川タダノリ and Padda repeated this.
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ちきささ🍉 (c_ssk@fedibird.com)'s status on Monday, 17-Feb-2025 10:32:37 JST ちきささ🍉
ボブ・マシューズが元いた白人至上主義の極右集団は、自分たちの息のかかった議員を国会に送り込むことで変革を目指しており、マシューズはこの"穏健なやり方"にしびれを切らして分派、テロ活動を始めて最後はグループが壊滅させられる。
人種差別極右がガッチリ政治を握ってしまった米国の現状を見ると、前者のような"穏健な方法"が成功したようにも感じるけど、一方で議会襲撃を始めトランプ支持者による暴力事件が多々あったことも事実。両者とも根っこは同じで、時には法を握ることで"合法的"に、時には法を無視して非合法にやるだけの話。クズの両輪。