Conversation

資本主義社会において公正世界仮説を信じて疑わないひとが本当に多いんだなと感じる。私もかつては信じている者のひとりだった。
でもどんなに頑張ってもかなわないことはあるし、かなわないのはその人の努力不足のせいではない。
「努力すれば報われる」という世界を信じている人は「あの人が大変なのは個人の努力不足」と決めがちで「努力してないのが悪いのだからとやかくいう権利はない。努力して発言権を得ればいい」と考えがちだと思う。
私のかつての友人でも典型的にそういう考え方のひとがおり、ばっちり石丸支持である。
そのひとは努力して成功を収めたので余計その価値観が強化されたのだと思う。
けれど、友人だったときに持っていた優しさや思いやりはなくなってしまったようだったし、最近ではトランス差別にまで加担し始めてしまった。
どうしたらそうならなかったのか、今の私にはわからない。