大阪・関西万博の開幕まで3か月を切る中、前売り入場券の販売が目標の半分の700万枚台で頭打ちとなっている。企業頼みで個人購入が伸びていない状況が浮き彫りになっており、日本国際博覧会協会(万博協会)などは打開策を模索している。
前売り目標1400万枚に対し、今月22日現在の販売実績は、762万枚。昨年10月から3か月以上、700万枚台が続く。企業販売分として経済界に割り当てられた700万枚の大半が売れ、息切れしている。
万博協会の十倉雅和会長(経団連会長)は昨年末の記者会見で、「パビリオンやイベントの予約を受け付ける1月13日からが勝負だ。(目標達成の)自信はある」と述べていた。しかし、直近1週間(1月16~22日)の販売実績は5万4381枚と、前週の4万9633枚と大きく変わっていない。
開幕までは、あと73日。このままのペースなら累計で800万枚超にとどまる見通しで、個人購入分の販売促進が急務だ。
万博前売り券販売伸びず、目標の半分で頭打ち…協会の期待は「来場後の口コミ」 : 読売新聞
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