これはいいインタビューです。24時間無料で読めるようにしました。
災害からの復興については、これまでの事例研究から、行政が主導しトップダウン式で事業が勧められるほど、住民は疎外されていき、不満足度やフラストレーションが強くなり、復興がうまく進まなくなるという指摘がなされています。
その対策としては、時間がかかっても住民を一緒に巻き込みながら考えていくという指摘もなされており、そうした実践結果は東日本大震災の事例でもいくつかありました。
そのためには、被災地側も現実を直視する必要があるのだと思います。
「現地は津波で全てが流され、再起の手がかりがなかった。被災者は阪神・淡路以上に厳しいな、と感じました。悩んだ末、住民との意見交換会で『震災がなくても、ここは20~30年後に過疎で消えていたかもしれない。何十億円もかけて集団移転する意味を考えたことがありますか』と尋ねました」
なぜ復興計画は過大になるのか 人口減社会で実践する「まちの整体」
https://digital.asahi.com/articles/AST162J1PT16IIPE00GM.html?ptoken=01JHS7VKZHKR4BSA50TJXNX6V3