この石丸氏の「記者会見」、今日薬局のTVで見たが、ちょっと驚いた。
発言している数秒間で、「あー、この人何も中味ないひとだな」と「わかる」印象である。
発言内容も「日本はこのままではひどくなる一方なので再生」を目指す、とそれだけでは何も言っていない。ま、「これは何も言っていない」からこそ「何でも期待すること」を勝手に読み込めるようにしてある、とも言えるのだろうけれども。
しかし、「政党としては政策はない」というのには驚いた。これではただ、個人の野心の離合集散の「ロゴ」として「石丸」の顔を使うだけ、しかも本人は選挙に出ないという。
石丸氏は「ショート動画ようにしかしゃべれない」と言われているようだが、さもありなん。見た所、論理的構成をとった演説は無理だし、質問に堂々と答えるつもりもないようだ。
ま、しかし、これも、昔から選挙になると「政策は一切語らず、名前だけを連呼する」という日本の選挙文化?の延長線でもある。実際、確か石丸の選対本部長を務めた人間は田中角栄の「どぶ板」選挙をSNSに応用しただけ、と述べていた。
それにしても40後半まで生きて「リアル」に人を見てきた人間は石丸を少しみて「中身ない」と感じるだろう。リアルな現実は「ショート動画」の累積ではないのだ。