"歴史学者の安丸良夫は著書『日本の近代化と民衆思想』のなかで、この時期に形作られていった労働にまつわる道徳を「通俗道徳」と名付けた。すなわち、勤勉、倹約、謙虚、孝行、さらには忍従や献身といった徳目からなる生活規範である。これらの「徳」を実践することで、富や幸福がもたらされると信じられていた。当時の大部分の日本人は、社会的な圧力や習慣によってそれらを内面化することで、これらの通俗道徳を自明の当為として生きていたという。"
まるで奴隷…惨めな労働に道徳的な価値があるとされたのはなぜ?(木澤 佐登志) | 学術文庫&選書メチエ | 講談社(3/8)
https://gendai.media/articles/-/108237?page=3
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