土砂搬出現場で死亡事故、崩れた暗黙の了解 ダンプ運転手が語る予兆
https://www.asahi.com/articles/ASSDW3584SDWUTIL00XM.html
《桟橋では、ダンプが運んできた土砂を船に積み、辺野古まで運ぶ作業が2018年に始まった。でも、ダンプ1台が通るごとに抗議者がゆっくり横断するという「暗黙の了解」が、警備員と抗議者、運転手の間にあったという。
仕事は進まないが、抗議する権利もある。「抗議活動と、ある意味で共存していた」と男性は振り返る。
ところが、昨年12月の「代執行」の後から、誘導担当の警備員が1度にダンプ2台を出すようになった。了解は崩れ、抗議者が歩こうとしているのにダンプを無理に通そうとすることが増えたという。
男性も無理な誘導をされたことがある。現場の関係者からは「工事を急ぎたい防衛局の意向」と聞いた。一方、防衛局は取材に「(稼働率を上げるような)指示はしていない」と答えている。》