いわゆるBL(ボーイズラブ)の漫画を読んでると、作家さんたち、ほんのり女性嫌悪があるんじゃないかな?って感じることがあるんだ。
なんて言うかな、女性たちのゴタゴタや感情の行き違いを"愚かなもの"として切り捨てる感。言い過ぎてしまうと「これだから女は」「所詮女は」を感じてしまうのよ。まあこちらの僻み根性が成せる業なのかもしれないけどね。
かつてローマ帝国の恋愛文化においては男女の恋愛は生殖目的の下等なもので、生殖を伴わない愛こそが愛のみ存在するが故に至高、即ち同性愛(まあ男性同士だけだけど)こそが真の愛の形である、というような価値観があったとモノの本で読んだことがある。まあ自分の僅かなBL作品経験では何も言えないけども、今まで読んだものにはそれを強く感じることが多かった。BLこそ至高。女の恋愛は知らん。なんかそんな感じだなあって。だからあまり読まなくなった。
異性愛だろうが同性愛だろうがかまわん。人間っていいよね。誰を愛そうが誰と恋を楽しもうがとにかく人間っていい。みんな一生懸命生きてちょうだいよ。みたいな人間讃歌的な恋愛ものが読みたいなあ。
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