陰謀論とか右派ポピュリストの「わかりやすいストーリー」に騙される人が多いことを嘆く投稿がいくつも流れてくるんだが、その通りだと思いつつ、ちょっと違うのではという部分もある。
自分はこれらの事どもに立ち向かうのに、一番必要なのは「リテラシー」だとは思わない。もちろんリテラシーはあるに越したことはないが、それを最終的な解決策とする限り、左派にありがちな思い上がったエイブリズムに陥るだけだろう。
問題は知性ではなく良心だ。これも左派が陥りやすい錯誤だが、良心は知性を前提としないし、教育とリテラシーがあれば良心が根付くと考えるのも勘違いだ。IT長者や高級官僚を見るがいい。
要するに騙されることそのものが悪いのではない。騙されやすい人が飛びつくストーリーの中に悪が潜んでいるから、彼らがその悪に魅せられているから悪いのだ。
問題はどうしたら善を積極的に構築できるかだ。悪から良心をどう奪還するかだ。同じ陰謀論でも、世界の猫が共謀して人間を幸せにしようとしている、みたいのならいっくらでも騙されてよい。
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Satoru Hasegawa (tsbasatoru@toot.blue)'s status on Saturday, 16-Nov-2024 20:45:15 JST Satoru Hasegawa