精神的に疲弊し切ったアメリカの友人からメール。「話したい。声が聞きたい。電話していいか。」
友人が住んでいるのはスイングステートだ。トランプ優位を肌で感じることが多くなったのだろう。アジア系のマイノリティである友人は今怖れと不安に押し潰されそうになっているのだと思う。
「トランプが権力を握ったら、2度と政権の座から降りなくて済むように画策するだろう、共和党はそれを後押しするだろう」と。
民主党その他の"政敵"を弾圧することも考えられる。司法を牛耳り軍を牛耳り君臨それ自体を目的としてあらゆる手段を取るだろう。そこに法はない。何故ならトランプ自身が法だと考え、そうなるように現実を変える権力を握っているからだ。
友人の恐れが伝わってくる。カナダへの移住も考えているようだが、仕事その他の兼ね合いですぐにそれもできはしない。友人にはアメリカで構築してきた大切なコミュニティもある。
友人はアメリカ国民だ。れっきとした米国人なのだ。その国民をこれほどに怯えさせ、絶望させる候補者なんぞ立ってはいかんのだ。日本を見よ。同じような指導者のおかげでズタボロになったじゃないか。
アメリカよ、目を覚ませ。