姪っ子にあげようと思って持って帰った学研の『小さなバイキング』、評論社から出てる新訳が続刊もあるので、どうせならそっちをあげようと思って取り寄せたのが今日届いた。
学研版でわたしが大好きな部分、
”ビッケは、フラーケの人々の相談ごとに、しんぼうづよく耳をかたむけました。「どうして、そんなまずいことにしちまったのかね?」なんて、ききはしませんでした。こんな調子の、ばかな質問は、いっぺんも、なんの役にもたったことがありません。昔から今まで、いっぺんも役にたったことがありません。こういうのは、いちばんばかげた質問なのです。”
これが新訳ではどうなってるのか見てみたら、
”ビッケは、相談事を親身になって聞いてあげました。「どうして、そんなことをしてしまったの」なんていって、相談に来た人を苦しめることもしませんでした。”
だった。
新訳はスウェーデン語の初版本からの訳ということだった。学研版はどの版から訳したものだったんだろう。