「台湾有事なんて起こるわけがない、中国にはなんの得もない」という意見があるが、それはそれで楽観的すぎるとは思う。結論を先に述べておくけど、中国もアメリカも日本も全部クソで、クソ度合いで言えば日米コンビが最悪。
台湾の半導体産業が壊滅して困るのは圧倒的に西側なので、台湾が独立に向けて踏み出すと確信したら軍事行動に出る動機は中国にはある。で、この構図に向けて日米が何をやってるかというと、台湾企業に投資させて、日本(熊本)や米国に半導体の工場建てさせてる。台湾企業としても、マジでやばいと思ってるから対外直接投資をするわけ。
つまり、実際に「有事」になった時に向けて準備してるわけだが、台湾からの投資というメリットもある。だから嬉々として挑発する。最悪。
加えて、アメリカは、台湾海峡周辺に限定されるなら紛争が勃発しても問題ない。むしろ、武器が売れるからもっと得するくらいの気分だろう。自民党は「さすがに実際に紛争になるのは困る」くらいは考えてると信じたいが、対米従属以外のやり方をする能力も何もないので、リスクから目を逸らしてひたすらお追従。
詰んでる。その無責任ぶりに私は心底怒ってる。