SHOGUNで一番おかしかったのは、「真のショーグンとなるべき神聖な血筋」として「美濃原」という氏族名が出てくること。
「サクリファイスされる氏は漢字1文字である」という日本人の偏見からはかけ離れすぎていて何のことを言ってるのか一瞬わからなかったんだけど「Minamoto」と同じ長さで最初の二つのシラブルの子音が同じ、という原則で書き換えられた名前なんだと思う。
”minamoto -> minohara” right?
もちろん、「将軍職につけるのは清和源氏のみ」というある時期からの日本史の一般原則はここでは完全スルーされている。というか、そもそもSHOGUNの世界には、秀吉は平氏なので将軍にならなかったという事実はないし、天皇が存在しているのかどうかも怪しい。
日本の政治権力史を複雑かつ興味深いものにしている要素を完全スルーして創作された「日本に似た架空世界」があれなので、まあ、僕はコミットできなかったです。