長崎の原爆被害者追悼集会に招待されなかったイスラエルに連帯しG7諸国欠席の件、政治的な左右とは関係なく、日本語圏ネット界隈ほぼ全会一致でイスラエル大使を招待しなかった長崎市を支持してG7の判断を批判している。もっともなことではあるが珍しい現象である。
2021年に日本は核兵器禁止条約に署名しなかった。核の傘を優先したということになるが、この時には署名をしなかった政府にこれほどの反発はなかった一方で、広島と長崎の追悼集会では核兵器の非人道性を糾弾するという相変わらずの欺瞞は継続していた。
今回の反発は、この10ヶ月映像で繰り返し報道された人道への犯罪そのものである民族浄化を行うイスラエルとそれを支持するG7に対する不信が追悼集会への欠席で決定的な否認になったことを意味している。核兵器は実際には使わないだろう、「西側」は今やそこまで野蛮ではなくなったという日本に一般的な感覚が全面的に決壊したのだろう。
この決壊は、「我らも野蛮になるべし。やられるわけにはいかない」という一派を生じさせる可能性大である。