よく日本は世界との差が広がっていると書いていますが、最近、それがさらに強まって、蛸壺化していっている感を強くいだいています。
すごく不思議なのは、それに対する危機感が非常に薄く見えることで、これだけ逆走していたらさすがにまずいだろう、と思うのですが、なぜそれが気づかれないのか考えてみて、海外との交流窓口が狭まっているせいだと思いあたりました。
円安とインフレとで、国外に出ることができる日本人が急速に減ったため、肌感覚で海外との差を感じられる人が層として減ってしまい、差が広がっていることへの感度そのものが失われているのだろうと思います。
そこで、国内向け仕様の発言が多くに受けることになって、ますます蛸壺化がすすんでいっている気がします。
これから国内社会はどんどん縮小していくのにどうするんだろう、と思ったのですが、一方、海外ルーツの日本で暮らす人は増えてきているので、その割合が一定程度に達したら、大きな変化が起きるのかもしれません。
変化が起きる時は急激かもしれません。