佐藤信淵(1769-1850)は江戸時代中期の人で自称医師(無職)の農業系皇室カルト思想家。何の専門もないけど物知りだった人が平田篤胤に弟子入りしてその中途半端な知識を神道ふうカルト思想の下にまとめあげた。江戸時代も真ん中ぐらいで、やっとロシア船とかも来るか来ないかぐらいの時代だったのに、はやくも「世界全部は皇室のものだから、朝鮮と満州を取って中国征服の足がかりにして、中国全土を征服したら世界征服もカンタンだ!」という著作『宇内混同秘策』を出してしまった。どこの人口が何万だから兵力は合わせて何万、主要産物はナントカだから軍需物資にはそこから何と何を使う、とかわりと統計的データ(どこから取ってきたんだww)を列挙していて、机上の空論で日本は最強なので世界征服は可能とイキっている田舎右翼感が時代を先取り。日帝時代を飛び越えて現代のインターネットにいる人となにも変わらない。「日本スゴい」ってレベルじゃねーぞw