だから現状の日本で、男子校の存在意義は薄くなりつつあるんじゃないかと思うんですが、女子校の存在意義はそれなりにありそうです。それ自体が性的な差別構造の表れと言えますが。そういう意義のなくなる社会になることが究極的な目標ですが――先は長そうですね。
ざっと検索したら、「別学という『多様性』を認めるべきだ!」と、共学化反対に和する声がかなり目につきました。しかし男子校が多様性を広める障碍となるのなら話は別です。「多様性を認めない、ということを認めるのも多様性の一つだ」というのは詭弁でしかないでしょう。