昨日のウォッチパーティで観た「マルモイ ことばあつめ」、ほんまに良かったな。朝起きても映画のことや歴史のことを色々考えている。いい映画はあとを引くな。
ユ・ヘジンの演技もめちゃくちゃよかったな。最初はこの親父ほんまに大丈夫なのかって感じなのに、文字を覚えた時の喜びや、同志を助けに行くところ、カバンを託された時の映画冒頭との意味合いの違い、どんどん感情移入していった。
ユ・ヘジンが演じる主人公が非識字者なのも、日本の植民地支配の影響があるやんな。
映画の中で日本語が聞こえてくるとほんま嫌な気持ちになるし、観続けるのがきついシーンも多々あった。パンスと皇民化教育を受けて変わっていくトクジンとの関係も、リュ親子の対立も、全部日本の植民地支配が悪いのに朝鮮人同士が対立させられて、いたたまれない気持ちになった。
朝鮮語学会事件を調べたら映画の描写はまだマイルドで、関係者の多数が検挙・投獄されて、獄死者もでていた。
こんなにひどい植民地支配をしておきながら、まともに反省しないし加害の歴史を教えない日本は改めてひどいしクソだな。