雑なことをざっくり言ってしまうが、かつてユダヤ人は憎むべき人たちだった。
"よそ者"でありながら富裕層や権力層、それらを取り巻く文化層などにガッチリ食い込み、社会を動かし得る地位にいたからだ。その社会の底辺層の市民にしてみれば、恐怖と共に胡散臭くて仕方のない存在だった。
シェイクスピアはシャイロックを極悪人に描いた。ユダヤ人の金貸しだからだ。強欲で無慈悲、人の心などおよそ解しない金の亡者。ユダヤ人に対するそんなイメージは払拭されれことなく、社会不安が生まれるたびにスケープゴートとしてよい標的にもされ、ユダヤ人は憎まれ続けて来た。その最たる形がナチスドイツによって行われたホロコーストだ。
およそ人道を歩く者の所業とは思えないあの怨念。そしてヒトラーはやり過ぎた。世界の価値観は一変した。ユダヤは守るべきもの。決して不当に悪意をぶつけてはいけないもの。尊重すべき同胞。
そして今。再び世界の価値観は変わりつつある。ネタニヤフはやり過ぎたのだ。イスラエルは人心を解しない悪逆卑劣な忌むべき存在となりつつある。許してはおけない存在。2千年を経て、ネタニヤフは結局イスラエルをそこへ導いたのだろうか。
Conversation
Notices
-
Embed this notice
SALA (salaii@mstdn.jp)'s status on Monday, 06-May-2024 12:31:52 JST SALA