野良猫の情報を共有して癒されよう、などという意地汚いアプリがあることをTwitterで知ってしまった。
「『ねこさがし』は、あなたの近所の飼いネコや野良ネコを、みんなで共有して癒やされるアプリです!
ネコ好きなあなたへ、癒やされてみませんか?」
表向きは“猫を使って癒されたい”馬鹿向けアプリだけど、それと同時に動物虐待愛好家に猫の場所を知らせる機能も併せ持っている。注意書に虐待しないでと書いてあることから、そういう使い方ができることを運営側は認識しており、その上でこんなものをリリースしている。このような注意書に何ら抑止力はないし、むしろ「虐待目的にも使えるよ」というメッセージにすらなっている。
虐待目的であれ癒され目的であれ、どっちにしろ実に醜い。外に生きる猫は交通事故や感染症、暑さや寒さ、そして人間の悪意などに常に晒されている。そういった存在をおもちゃにして楽しもうとする発想そのものが醜いし、虐待して楽しもうとするクズに至っては言わずもがな。
こうやって話題にすることで動物虐待愛好家に届いてしまうリスクはあるけど、こんなものをスルーすべきとも思えない。どうすりゃいいんだ。