福島県の自殺率ワースト4の分析解説もしていました。
同居家族のいる高齢者が、介護などで「身内に迷惑をかけたくない」という自殺が多いというのは、相当に考えさせられます。
背景には、社会の「介護は身内(だけ)がするもの」という思い込みもあるでしょうし、介護されるようになることへの拒否感もあると思います。(高齢者の男性の場合、家父長的規範が強いほど、自分が介護されることを屈辱と感じることもあるように思います。)
そして、最後の相談窓口が「行政」と「県」しかないところが、民間力の弱さを如実に示していると思います。
自分が死にたくなった時を考えて、「県」や「行政」に相談するという選択肢は存在しないので、ここで「行政」が相談窓口になるのか、と驚きました。
自殺者390人 自殺死亡率は全国でワースト4
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20240417/6050025944.html [参照]