遅くて不便な社内システムを、経営陣が問題だと思っていない…日本が「ダメな国」になった根本原因 何も考えない「前例踏襲型」のIT投資を続けるだけ https://president.jp/articles/-/60188
日本は90年代以降、IT化にまったく対応できなかった。その結果、国内サービス産業の生産性が鈍化し、ゼロ成長を生み出してしまった。
1995年以降、日本だけがIT投資を増やさず、以後、25年以上にわたって横ばいで推移するという異常事態が続いています。その間、米国はITへの投資額を3.3倍に、フランスは3.6倍に、当初、IT化には消極的だったドイツでも1.6倍に拡大させています。
ITを成長につなげるには人材投資も行う必要があります。しかし、企業における人的投資のGDP比を国際比較すると、日本は壊滅的な状況と言えます。日本の人材投資額はGDPのわずか0.1%となっており、米国の20分の1の水準でしかありません。しかも1990年代後半から投資額を著しく減らしている状況です。