笹久保:「ライターさんに書いてもらって、CDを宣伝する」という構図がどうしてもありますね。実際、有名でフォロワーが多い人や影響力のある人が書くと本当に売れるんですよ。CDの100~200枚が動くかもしれない。それは音楽家にとっては少なくない枚数。有名な雑誌やメディアに載せてもらえるたら、もっと売れるかもしれない。となれば書いてもらうために頭を下げてお金を払う。
そうしたら、もう書き手に意見できないですよ。後日「恩を裏切った」とか「書いてやったのに偉くなったな」と言われかねません。でも考えてみたら音楽家は評論家に批評されるけど、その逆はないんです。それがフェアなのでしょうか。評論する側からは何でも言えますが、全然違う気持ちで作っていても音楽家からは意見できない。
笹久保伸、ジャズライターにキレる。音楽家を悩ます評論家のパワハラ問題|小池直也 @naoyakoike #note https://note.com/naoyakoike/n/nf544d1fd37bb?sub_rt=share_sb