伝統的に意思決定層・権力保持層が無能な日本社会がうまくまわっていたのは、社会変化が小さかったため、リーダーシップをとることが必要とされなかったことに加え、下で働いていた勤勉で有能な労働者たちが、気を利かせて万事行き届くようにあらかじめ計らい、意思決定層はそれに頷くだけ、という体制だったからなのに、そのことを忘れて、無能でふんぞり返っているだけが取り柄の意思決定層に立案から権限まですべてまかせてしまったら、悲惨な結果にしかならないのは目に見えていた(=イマココ)だと思います。
いずれにせよ、社会変化が大きな時代に突入した時点で、「詰み」であったとは思いますが。