「仮設住宅のできる時期が示されているなら我慢もできるが、いきなり配送を打ち切ると言われても納得がいかない」。輪島市長井町で自身のビニールハウスを自主避難所にする保(ぼう)靖夫さん(69)は憤る。
地震後に最多で30人近く過ごし、現在は4世帯10人が身を寄せる。指定避難所は人数制限で断られたという。近くの電柱から自費で電気も引いた。「私たちは工夫をして生活している。市は現状を見ずに決めているのではないか」と話す。
物資の配送は1日1~2回あり、レトルト食品やパンなどが届く。指定避難所へ取りに行くとなると、雪や雨の日でも軽トラック1台で10人分を運ぶ必要があり、保さんは「どうすればいいのか」と嘆いた。
「いきなり打ち切ると言われても…」 自主避難所への物資配送、輪島市が2月末で終了
自費で電気も引き「工夫して生活しているのに」:東京新聞 TOKYO Web https://www.tokyo-np.co.jp/article/311480