こんなこと言っちゃアレですけど、被災者受け入れる沖縄県の判断が正しいとは思わない。ホームレス支援に関わったことがあるのだけど、県は今沖縄でどれだけホームレスの方々が増えているか知っているのだろうか。貧困問題も以前に増して深刻な状況だ。市営住宅の順番を待っている人だってたくさんいるだろう。
目の前にある困難を乗り越える事を人は強いという。困難しかない沖縄人は乗り越えないと生きていかれないだけでそれは強いとは言わない。強くなるしか選択肢のない中でただ生きていくしかない人を「強い」で片付けるのは残酷だ。
決して被災した方々を助けるなという意味ではないけど、溺れている人が溺れている他者を助けられるわけがない。
優先順位を付けられて後回しにされるこの島の弱くさせられた人たちを少しは慮ってほしい。
その上でもっと適切な支援の仕方、関わり方があったはずだ。
「善意」への批判はとてもやりにくい。でもマジョリティの「善意」でどれだけのマイノリティが犠牲になってきたかというのは忘れちゃいけない。