「分散」にもいくつかの視点・レイヤーがあって、
• 投稿の管理・コントロール権を独立的に分散させる(連合するしないの自由、コンテンツの基準の独自性 etc. 「分権」という単語が近い)
• システムの負荷の分散
など。
Mastodon、Misskeyなどで特異的なのは前者。
今回の「災害時に情報を正しく・早く」という要件だと前者はむしろ邪魔で、必要になるのは後者。で後者の「分散」はまぁサーバー増やしたりDBを分けたりとかでどんなソフトでもやろうと思えばできるので今回は取り上げてないのだろう。
もともと自治体の防災業務連絡のツールとしてSNSソフトウェアを使う試みで、一般市民の参加は想定されてない模様。災害時に情報の一括で扱いたいとなれば、複数の分権化されたMastodonインスタンスが連合でつながるよりも、多重化・分散化された単一インスタンスで管理した方が都合がいいのではないか。
なおセルフホストできる・設定を自由にいじれるというFLOSS的な「分散」については「独立性」として言及されている。
Misskeyが触れられてないのは、完全に憶測だが単に知らなかったとか担当がTypeScript読めなくて改造したくなかったとかが思い付く。あるいはUIが現代的すぎて職員が慣れないと判断したとか?
QT: https://kmy.blue/@askyq/111697023802597587 [参照]