"「社会主義が最初に出現したのはいつでしょう」
というケン・ローチの質問に、ある学者がこう答えた。
「究極的にいえばキリスト教が社会主義だ。だからそれが誕生した時代にはすでにあった」
たしかに、「金持ちが天国に入るのは、駱駝が針の穴を通るより難しい」と言ったジーザスは、いきなり市場を破壊したこともあるぐらいだからキャピタリズムは大嫌いだったろう。
しかし、キリスト教だけではない。「どんどん強欲になることを生きる目的にしなさい」とか「勝つことが人間の真の存在意義です」とかいう教義を唱える殺伐とした宗教はまずないだろうから、本来、宗教というものは反キャピタリズムだ。"
アナキズム・イン・ザ・UK 第15回:キャピタリズムと鐘の音 | ele-king https://www.ele-king.net/columns/regulars/anarchism_in_the_uk/003559/