イブラム・X・ケンディ『アンチレイシストであるためには』、今さら読んでて読み終わったんだけど、とてもいい本すね。
レイシズムは何よりレイシズム・ポリシーが形作るもので、だから活動家が第一になすべきなのはポリシーやポリシーメイカーであるところの政治家を変更することである、というのはめちゃくちゃわかる。
差別は人の心の中にあるのではなく、目に見えない形で制度化されているのでもなく、現に具体的な政策によって形成される、と考えるわけですな。とても大事な視点。
同化主義をレイシズムの一種であると断じるのも話がわかりやすくてよい。「いい人」ほど、同化主義の陥穽にはまりやすいので。
アンチレイシストはどのように活動すべきかを説く最後らへんとか、実際、自分にも当てはまりすぎていて、マジちゃんとしないとなとなりました。
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