「ドイツは過去を踏まえて差別と立ち向かっている」という言説を聞くけれど、住んでいる身からすると差別はそこら中にある。逆に自分たちは過去に立ち向かい清算していると信じている分、伝わりにくいのかもと思うこともある。アフリカ系に対する差別や、ドイツの植民地の話が広範囲で語られるようになってきたのも肌感としては2020年のBLM以降。植民地で"活躍"したドイツの英雄の名前が付いた通りが問題視され始めたのも最近だ。
そんな話を聞いてて、ハンブルクの超有名な動物園が昔人間動物園だったが今も過去の説明もなく経営者側はその話を認めていないという話を聞く。元々はニューカレドニアから、「国の文化を伝えるための展覧会に出演する」という契約でパリに連れてこられ、そこからハンブルクへ。フランスの有名なサッカー選手クリスティアン・カランブーの祖父もそこにいたという。
ドイツは第二次世界大戦後、あからさまな人種差別的なこういったものは無くなったが、なんとフランスでは1994年までアフリカ系の人たちを展示する場があったと聞いて驚く。
https://www.ardmediathek.de/video/panorama-3/menschenzoo-im-tierpark-hagenbecks-verdraengtes-erbe/ndr/Y3JpZDovL25kci5kZS9jNmM1ZmE4NS1lMGJlLTQ1YjEtOTdjOS05OGEyNDBkMmU2NWI
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