低所得社会では宗教は人々に重要視され、高所得社会では軽視されるという調査結果は不変だとイングルハート。ポスト工業化社会で、生存が脅かされる経験がない人々に、神に祈る理由はないと。
その一方で、伝統的宗教観の国々の出生率は人口置換水準の2〜3倍であることから、世界全体では、伝統的宗教観の持ち主が増え続けている。
富める世界は世俗化しながら人口を減らす。
貧しい社会は世俗化しないまま人口を増やす。
日本は災害は多いですが、生活の苦しさは生存自体の不安定とは違いますね。神に祈る話じゃない。そして、人口は減っていくんでしょう。