https://www.eiken.co.jp/modern_media/backnumber/miscellaneous/712/
プロレスラーも、何人か糖尿病で下肢切断とかありましたよね。
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昭和39年から30年以上相撲診療所の医師として力士の健康管理をされていた林盈六先生の著作によれば、力士の疾患として多いのは高血圧、糖尿病、痛風などのいわゆる生活習慣病で、一般男性に比べ明らかに多い。これは力士の基礎的な体づくりとして大量のエネルギー摂取を強制するためで、勿論そのあとに激しい稽古が待っているのだが、運動による消費エネルギーは意外と少なく、必然的に相当量の脂肪が蓄積することになる。昭和51年の幕内力士の平均体重が129kgであったのに対し、40年後の平成28年では164kgで間違いなく大型化(肥満化)している。元横綱隆の里(稀勢の里の親方)はインスリンを打ちながら綱を張ったが休場が多く、ほどなく引退を余儀なくされた。しかも引退後59歳で急逝している。現在の力士には怪我も多い。大きい力士同士が一緒に倒れ込んだ場合、関節や靭帯が損傷する危険性は高い。テレビを見ていてサポーターや包帯をしていない力士が一体何人いるか、数えてみればその少なさに驚く。