受刑者にホタテの殻向きをさせて輸出しようとしたら、刑務所での加工品の輸入は禁じている国が複数あって無理だったと判明したお粗末案件の経緯をおった記事、おもしろかったです。
殻むき刑務「縦割り」で迷走 ホタテ業者支援秘策 農水省と法務省、「輸出不可」共有せず
https://mainichi.jp/articles/20231121/ddm/008/020/085000c
「労働コストが割安な刑務所産品は、公正な競争を妨げるとの懸念や受刑者の人権保護などが背景にあるとみられ、米国、英国、カナダ、ニュージーランドは輸入できない制度を持つ。」
法務省は、当たり前の前提条件として輸出できないことを知っていたとのことで、それが農水省と共有されなかった、という話ですが、役人のモチベが落ちていて、「聞かれないから答えなかった」という仕事の仕方になっているのではないでしょうか。
パワハラ・セクハラ大好き、お金にはルーズ、利権でしか動かない既得権益高齢者政治家にふりまわされれば、「勝手にやれば」という雰囲気になるのはあたりまえとは思いますが。
それにしても、自民党の政調会長を務める政治家は、通商の国際的基本ルールを知らなくてもいいんですね。