学校給食、物価高の苦悩 汁物かさ増し・肉→豆腐に・栄養価は維持:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/DA3S15790871.html
給食に30年関わってきた栄養教諭の佐藤勝子さんは、「これまで数品の値段が上がることがあっても、その品目を使わないことで対処できた。ここのところ、調味料も含めてすべての値が上がり、やり繰りが厳しい。先が読めないのは初めて」と話す。
汁物は水分でかさ増しし、肉の代わりに豆腐を使う。デザートの頻度は3分の1に。「栄養価を変えないように工夫するのに苦労している。…貧相ではないが、さみしくなったと思う」と話す。
給食ジャーナリストの吉田達也さんは、「教育の一環である給食の内容が心もとない。…栄養士がどんなに工夫をこらしても限界が来ている」。…「自治体相手で、年度途中で値段が上げられずに経営が苦しい」と話す業者もいるという。…「公的サービスとしての給食制度をどう維持するのか、考えるべきだ」