イスラエルが1日4時間の「攻撃停止」を始めることをホワイトハウスが発表。
ホワイトハウスは「正しい方向へ向かう一歩となる」と評価。
バイデンはハマスが拘束している捕虜釈放の交渉に際しイスラエルに「3日以上の一時停止」を求めた一方、停戦の可能性は排除した。
イスラエルは如何なる停戦にも同意しない事を主張。人道的支援を可能とするため短い局地的な戦闘停止は許可すると軍の広報官が発言。
水面下での交渉は続いているが如何なる合意にも達していないとのこと。
この攻撃の一時停止により、ハマスの人質解放への足掛かり、医薬品や食料のさらなる搬入、二重国籍を持つ人達のガザからの脱出が可能になる可能性はある。米政府は150台のトラックが入る事が可能になるだろうとの発言。
国連のグテレス総長は人道支援は国連が指揮をとりやるべきだと表明。
一方でアナリストは今回の一時停止はガス抜きに過ぎないとの見方。
フォーカスするべきは「進行中のジェノサイド、進行中の居住地からの追放、進行中の民族浄化、子供たちの大量虐殺」であり、バイデンとネタニヤフは無駄な時間を浪費していると指摘。
バイデンがイスラエルと距離を置く事はもう不可能であろうとの見方を示した。
中近東の専門家もたった4時間の攻撃停止がガザ内の南部への避難に役に立たないと指摘。燃料の補給もなく車での移動も認められない現状で徒歩での移動しか選択がない中、数日間に及ぶ停戦以外は効果が無いと発言。
これまで4人の人質解放の仲介役を務めたカタールではCIA、カタール首相、イスラエルのモサド諜報機関の会談が続行中。
(進捗状況はアメリカの口から語られるけど、内容が伴わないパフォーマンスであることは多くの海外メディアは見抜いていると書き方から感じられる。米政府への国際世論は今回の対応でかなり厳しいものになったと思う)
Israel to begin daily four-hour ‘pauses’ in fighting in north Gaza, US says
https://www.aljazeera.com/news/2023/11/9/breaking-israel-to-begin-four-hour-pauses-in-gaza-says-white-house