ぼくたちはみずから選んだ政府の行いに対して誰がどこまで責任を負わなければならないのだろう。
ネタニヤフ首相のもとジェノサイドを行っているイスラエル政府は、イスラエルの有権者・国民が正当な選挙のもとで選んだものであり、その責任を当然にイスラエル人は負わなければならないだろう。
ではパレスチナについてはどうだろう。アフガニスタンを実効支配するタリバンとは異なり、パレスチナ自治区におけるテロリストのハマスは、2006年に行われた民主的な選挙のもとでパレスチナ自治評議会に過半数の議席を得て現在に至っているんだよね。投票率は77%だったとしんぶん赤旗のウェブサイトにあった。
もちろん大選挙区でファタハの候補者が乱立して票が割れたとか、欧米からはハマスが拒絶されヨルダン川西岸から追い出されてガザ地区を実効支配するに至ったとかいろいろあるにせよ、ハマスがどれだけ福祉だなんだと言ってたとしても、テロリストであることに変わりない者を自分たちの代表者として選んだという事実は厳然としてあるわけよね。パレスチナ人のうち誰がどこまでこのことに対して責任を負うべきなのだろうか。