久々に青空をのぞいて、海外に荷物を郵送する際に通関電子データを事前に送信しないといけないと言う話題を見て長々書いちゃったけど、こっちに書けばよかった。
そう、2年前から手書きの送り状では発送できない国があって、来年の3月1日からはこれまで手書きでも受けてくれていた全ての国・地域宛で手書きの送り状がNGになるので、海外に荷物を送る人は要注意です(手紙はハガキは除く)。
これは各国の通関が厳しくなっているためです。
最初はトランプ政権の時にアメリカで制定されたSynthetics Trafficking and Overdose Prevention(STOP) Actという「事前に通関電子データが送信されていない郵便物はアメリカの通関で返送される可能性がある」という法律(主にテロ対策と違法薬物対策)から始まってて、2021年1月からは、基本的にアメリカ宛の荷物はデータ送信してないと送れなくなった。
また2021年には万国郵便連合でも通関データ送信の義務化が決まって、特にEU加盟国は先月から物品のコード入力も推奨するようになって、すごく面倒くさい。
特にフランスとドイツとアイルランドが厳しいという話なので、その地域に荷物を送る人はクリスマスシーズン前に詳しく調べておいた方がいいかもしれない(コードを入れなくても、紛失や返送の可能性が高くなるということで、発送自体はできるとは思うんだけど、どうだろう)。
国際郵便マイページサービスは、本当に使いづらいけど、慣れると便利に思えるようになります。ただし家にプリンターがある前提(プリンターがない人はアプリで伝票を作ると郵便局で出力できる)。
問題はPCやスマホが使えない人の場合で、現状では周りの誰かが手伝ってあげるしかないかも。
海外在住者が日本にいる高齢の親から荷物を送ってもらいたい場合、国際郵便マイページに海外からアクセスして、送り状を作成するところまで自分でやって、送り状とインボイスの印刷だけ親にお願いするか、QRコードを親に渡して郵便局で印刷してもらうという手がある、という話も聞いているので、海外在住者はまず、国際郵便マイページにアクセス可能かを確かめてみるといいかもしれません。