今回の埼玉県議会で可決した子供の留守番禁止の「児童虐待禁止条例」騒ぎを見ていると、アメリカの「妊娠中絶禁止」州法を思い出した。どちらも「宗教右派」が背景にいる。共和党を支配するキリスト教福音派の信仰/価値観が色濃く「レイプされた妊娠でも出産すべき」という狂った主張のTVCMを視てビックリした。埼玉県議会の条例では、自民党議連の田村たくみ議員は安倍晋三が絡んだ日本教育再生機構=親学=日本会議の人。宗教右派が集まる日本会議や国家神道の復活を画策する神社本庁、統一教会などが目指す「戦前回帰」に則った「正しい家庭」観の強要であり、子供などどうでもいいのである。「こども庁」を無理矢理「こども家庭庁」に変えさせたように。宗教右派は必ず他人の家庭に土足で踏み込んできて、「理想的な家庭」や「理想的な性」を押しつける。それが民主主義だろうか?宗教右派の信仰や教義=絶対的な善/正義、という狂信・盲信が政治や社会福祉や行政を支配すると恐ろしいディストピア(信仰者には天国)が現出する。勘弁して欲しい。それどころではない、んだよ。貧困に喘ぐJAPANは。