さっきリプライで書いたんですけど、良い思い出だったのでシェアしたくなり。
コピペしておきます。
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昔、大阪のホテルに泊まった時にロビーでコーヒー飲んでたら、老夫婦がおどおどしながら入ってきてどうしたら良いのかわからずに困ってる様子だったので、チェックインはあちらですよとお連れしようかと思ったら、すっとさりげなくフロアにいたスタッフが近づいてとても素敵な笑顔で対応してて、チェックインカウンターまで連れて行き、チェックイン中はさりげない距離で見守り、終わったらこれまたさりげなく近づき笑顔で話しかけながら一緒にエレベーターに乗って行きました。ああ部屋まで一緒に行ってあげるんだなぁと感心しました。緊張してた夫婦も笑顔になっててこういうのは素晴らしいホスピタリティだと思いました。
翌日も老夫婦を外まで見送っている所を見かけたので、戻ってきた時につい声をかけて「昨日あの方達がチェックインした時も案内されてましたよね。見ててなんだか心が温かくなりました」と伝えたら「私が就職して初めて両親をここに泊まるよう招待した時にあのお客様と全く同じ顔をして入口から入って来たんです。後で聞いたら息子の職場で粗相をしたら大変だと緊張していたとのことでしたが、それでは宿泊自体がストレスになってしまいます。なるべく皆様に楽しかったまた来たいと思って頂けるようにしたい」と言うのでもう私は泣きそうでした。もちろん部屋にある支配人からのアンケートに名指しでベタ褒めして置いてきたのですが、なんとアメリカまで支配人から自筆で本人に伝えた由の返事をいただきました。
阪急ホテルだったと思うんですけど、ああいうホスピタリティは日本が誇って良い分野だったし実際当時はアジア各国にホテルの研修を行いに日本からホテルマンが行ってた時代がありました。
今でもいわゆる「いいホテル」に泊まるとサービスは良いのですけど、ああいった気高い誇りがホスピタリティから消えてしまった感じもします。
あ、言葉を頭の中で探してたんですけど「おもてなし」ですね。
あれを売りにしだした頃からおもてなしは消えてしまったと思います。