国民皆保険を護る
夕方、近所のサイクリングロードを走ってきた。今日のランニングのお供は、The Guardianのオーディオ版ロングリード
「この30年、有権者の #NHS(英国国民保健サービス)に対する不満は高まってきた。#GP(英国家庭医)として私も同感だ」(Long Read/ The Guardian)
昔「ゆりかごから墓場まで」と言われた英国の社会福祉システム、その核であるNHSの現状はかなりひどいものだ。今年は医師や看護婦のストが何度もあったほど。
システムは違うものの、皆保険を前提とした制度である日本の医療の近未来が見えてくる。
規制緩和と自由競争に任せていいものと、できないものがある。医療はできないモノの代表だと、私は考える。
「1950年には英国は、世界トップ6の長寿国だった。2021年には29位まで落ちた。医療と社会福祉予算を減らすという政策の結果だ。2022年には、コロナによる死者よりも、入院できない(多分満床のため?)ために死んだ患者の方が多いのが現実だ」