この研究員のような粗雑な解釈がまかりとおる背景には、太平洋諸島のような未開の後進国の連中のいうことなど聞くに値しない、非合理的なものに決まっている、という差別的な前提があるのかもしれません。
先般のネトウヨ勢力による私へのバッシングも、女性だから最初から、軽く見られるというところがたぶんにあると思います。
本文を読めば明らかにそんな内容ではないにもかかわらず、「感情的でふわふわした発言」との決めつけが、「オンナはその程度のものだからな」との前提があるゆえに、記事を確認をしもしない人たちにあっというまにシェアされていく。
これが男性の同世代の人だったら、「ほんとにそんなこと言ってるっけ?」と拡散する前に立ち止まって疑問に思う人や、記事本文を確認する人はもっと多いように思います。
いわゆる、「アンコンシャス・バイアス」です。