地理的に中国に近く、中国への輸出へ力を入れていた九州ー西日本でも影響が大きく出ているようです。
ホタテにいまは注目が集まっていますが、ホタテやナマコのような特化した品目だけでなく、幅広く影響が出ていて、それが長期化すれば、この記事で匂わせてあるように、日本の漁業全般の衰退と弱体化につながる危険性もあることになります。
距離が近く、巨大人口を抱える中国以上の代替市場が見つかるとは考え難く、輸出先多角化にしても現状をそのまま振替先に移行することはまず無理でしょうし。
中国の水産物禁輸、福岡市の市場でノドグロも価格下落…漁師「漁に行くだけ赤字増える」 : 読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20230915-OYTNT50042/
「競りを主催する福岡中央魚市場の広川一志常務(59)は「一部の魚は、中国に輸出することで値がついていた面もあった」と明かし、「さらなる値崩れが起きれば、漁師や業者の経営にも深刻な打撃を与える。日本人の食卓にも無関係ではない」と警告する。」