輸入禁止のショックは井の中の聞かず蛙とその取り巻きより私達在外邦人の方が感じたんじゃないのかなと思うよね。
今回の中国の全面禁輸はたとえ過剰な対応だったとしても、放出する側はそれを想定しておくべきだと思う。すでに一度経験したのだから。
2011年。
原発事故からどのくらい日にちが経っていたかは正確に覚えていないけれど、Whole Foodsに買い物に行った時に入り口に貼ってあった大きな張り紙を見た衝撃は忘れないですよ。
「安全性が確認されるまで日本からの商品は棚には並べません。Whole Foodsは何よりもお客様の食の安全を最優先に考えています」
と書かれていた。
なんだかものすごく悔しくてちょっと涙目になりながら唇噛んで何度も読み直したのを覚えてる。
そのうち輸入に制限がかかるからという噂があったのでお茶とか買いに行こうと思って行ってみたら遅かった。
今売れる商品は事故前に入荷してるはずだから売っても大丈夫なはずなのに、と頭に来たのも覚えている。
そんな今でも生々しく覚えてる感情もふまえて。
チェルノブイリから20年経った2006年の愛知県衛生研究所のレポートを貼っておきます↓
“現在、厚生労働省は検査対象範囲をヨーロッパ地域とし、対象食品については、「トナカイ肉ときのこ及びきのこ乾製品に関しては全ロット検査」を、「ビーフエキスとハーブ及びハーブ乾製品に関しては輸入届出の10 %を目途とする」モニタリング検査を各検疫所で実施しています”
(2006年当時)
https://www.pref.aichi.jp/eiseiken/4f/chernobyl.html
すみません。誤字があったので書き直しました。