奥田さんが高速道路を走る時、行く手を阻むのは空気の壁だけだ。ノロノロ走る車が前にいると、車間距離をぐっと詰め、パッシングの連続で押しのける。走るのは当然、右端の追い越し車線。アクセルは全開が基本だ。
愛車はトヨタのアリスト。排気量4000ccのV型8気筒エンジンは260馬力。世界でも有数の超高速走行が可能なセダンが休日の足だ。「羊の皮をかぶった狼」が奥田さんの野生を呼び覚ますという。
「スピードは麻薬。高速で走っていると、脳の中で気持ちを高ぶらせ、快感に導く物質が分泌されるようだ」。自社のテストコースを時速200km以上で走る機会がよくある奥田さんにとって……
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しゃりん (syarin@homoo.social)'s status on Tuesday, 08-Aug-2023 18:57:59 JST しゃりん