「Barbenheimer」の件で日米の原爆への認識の差が浮き彫りになったと言うけど、私は日本も一般層においては核兵器に関するリテラシーや意識はそんなにないと思ってる。日本は原爆投下の歴史は確かに学校で学ぶ。しかしその悲惨さを見せるというトラウマ的な体験に終始することも多い(子どもにこういうトラウマ型の教育をするのはこれはこれで問題だと思う)。大切なのは「過去にこんな酷い目に遭いました」ではなく「今そして未来、どうやって核兵器のない世界を作ればいいのか」というビジョン型の教育のはずだけど、今の日本政府があんな体たらくなのでそこまで教育を段階アップできていない。今回の騒動を前向きに捉えるなら、あらためて核兵器について日本以外の歴史や現在の国際情勢などを学ぶ機会にしてほしい。「私は日本人だからアメリカ人よりも核兵器について理解が深い」なんて自惚れてしまう前に学ぶべきことはいっぱいある。