相模原の話、結局は「社会が生産労働にも再生産労働にも従事できない人に居場所を与えていない」ということに尽きると思う。
そういう人から目を逸らそうとし、家族と職業介護人に任せて、自分たちは仕事と家事と育児に邁進する。
その結果、そこに矛盾を見つけてしまい、病的な傾向を発現させてしまう人が出る。それを防ぐ方法などはない。
どうにもならないのか?と言われれば、どうにもならない、と答えるほかはない。今の体制である間は、ああしたことはまた起こるだろう。反省や改善は大事だし、やっている人は偉いと思うが、それは問題の解決ではない。