展示作品のご紹介:鉢
(1-2世紀|シリア)
紀元前1世紀にシリアで吹き竿に巻き付けたガラスを膨らませて成形する吹きガラス技法が発明されると、ガラスを効率よく制作できるようになった。そのため生産量が飛躍的に上がり、古代ローマ帝国時代には、王侯貴族の高級品から庶民の日用品に至るまで、幅広い種類のガラス器が制作された。この頃のガラスは、主原料である珪砂に含まれる不純物が発色に影響した色のついたガラスが多くみられる。
-ヴェネチア、プラハ、パリ- 三都ガラス物語
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2023.html