この暑さで、#ScienceFriday の記事を思い出した。米国では人種差別が、街の気温にまで影響を与えてきたというのだ。
「街路樹形成に影響与えたレッドライニング、気温上昇の一因か」
Redliningとは直訳すると赤線引き。金融機関が、地図上で黒人移住地域などを赤線で囲み、住宅ローン等でリスクが高いと地域として、貸付を拒否したり、利率を含めて貸付条件などで差別してきたことを示す。1960年代から差別をなくすための立法が進められたという。自動車保険ですら郵便番号(住所)によって保険料が異なる国だから、別にびっくりはしない。
最近の調査で、ボルチモア市の過去のレッドライニング地区はそうでない地区と比べ、大きな木々が少なく、その多様性が限られていることがわかった。その結果、木陰が少ないレッドライニング地区の気温が高くなりやすく、気候変動の影響を受けやすいと心配されている。市は地域非営利団体の力を借りて植林プロジェクトを始め、2037年までに木陰を20から40%に倍増させる計画だ。
#神宮外苑 でわざわざ木を切る国もあるけど。
https://www.sciencefriday.com/segments/redlining-affects-baltimore-trees/