「格差是正のための増税、むなしいだけ」 慶応大教授が描く理想:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASR5K5K3NR42ULFA00N.html
「増税の恩恵をまずあなたに」がキーワードです。病気にならない人はいません。子どもを育てたり、介護を受けたりする可能性は誰にでもありえます。
病人が病院に行けるようにすること、高齢者の生活の支援、貧困世帯の大学生への支援――。
これらが政府の責任であるかを質問した国際社会調査で、反対する人の割合が日本はいずれも35カ国中1位でした。
この「自己責任」社会を、「頼り合える」社会に変えていくことが必要だと私は考えています。
「税」が好きな人はいませんが、その痛みとともに、健康に生きることや子育てといった喜びを分かち合う社会を築くことができます。
私は極貧の母子家庭に育ち、学費が払えず、母は闇金融にまで手を出しました。もし、0・7%の消費増税で大学がタダになると知ったら、当時の母は泣いて賛成したでしょう。