GPTは盗んだ著作物を発表することもないし、労働者を解雇することも、デマを発信することもない。公開書簡で懸念されたことをやるのは人間だ。
規制は必要だ。学習した対象を公開する必要はあるし、それぞれの出力に関与した学習元を提示できるように要請してもいい(おそらく関与元が手繰れるようになるとカスタマイズがものすごく容易になる)。開発会社が倫理委員会を結成し、事象を再現可できるサンドボックスを作るのもいい。
しかし停止はナンセンスだ。仮にOpenAIが停止要請に応じたとして、モラトリアムが開けた後に私たちが見るものは、停止に応じない「悪いAI」と、停止を要請した人の何人かが出資したAIがGTP-5に肩を並べて集金効率を競い合う姿。